海外起業にかかる開業資金はどのくらい?【3つの地域で検証】

海外起業にかかる開業資金はどのくらい?【3つの地域で検証】

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海外起業したいんだけど実際のところどれくらいのお金がかかるんだろう?

今回はこのような疑問にお答えしていきます!

結論から言うと

  • アジアであれば150万円前後
  • オセアニアであれば600万円前後
  • ヨーロッパであれば1500万円前後

ほどでミニマルの起業ができます!(もちろん国によって差はあります)

Title

  1. 開業資金の内訳とその定義を紹介
  2. 開業資金以外に必要な資金の内訳とその定義の紹介
  3. 海外起業先として人気の国で実際に最低資金で起業した際のシミュレーション

 

海外起業をするのにかかる開業資金

海外起業をするのにかかる開業資金

さて、まずは開業資金の内訳とその大まかな金額を見てみましょう!

ざっくりと海外起業をするのには以下のような費用がかかります。

  1. 資本金
  2. 登記費用
  3. 人件費
  4. 事務所費用
  5. 税理士費用

海外起業をするのにかかる開業資金①:資本金

国ごとに最低払込資本金が定められています。

今回の記事では最低払込資本金で金額でのミニマル起業をする際に必要な資金を算出します。

海外起業をするのにかかる開業資金②:登記費用

登記費用の金額は資本金と手数料で決まります。

算出する際の式は国ごとに異なりますがおおよそ以下のようになります

登記費用の相場
登記費用=資本金×一定割合+手数料

海外起業をするのにかかる開業資金③:人件費

この記事では現地で人を雇うことを想定します。

加えて、起業する国の平均賃金で、ビジネスが軌道に乗るまでの3ヶ月間、3人の従業員を雇うと仮定します。

海外起業をするのにかかる開業資金④:事務所費用

事務所を借りるために必要な家賃です。

こちらも、最初の三ヶ月間にかかる費用を開業資金として計算します。

海外起業をするのにかかる開業資金⑤:税理士

起業後のお金のやりくりをするためには税理士を雇うことが必要です。

起業後の第一四半期(三ヶ月)のために税理士を雇うことを想定して計算します。

 

開業資金以外にかかる資金

開業資金以外にかかる資金

もちろん海外で起業するには以下のように開業資金以外にも資金がかかってきます。

  1. 生活費
  2. 渡航費

開業資金以外にかかる資金①:生活費

日本から渡航した本人が現地で暮らすための生活資金です。

最初の三ヶ月分を計算します

開業資金以外にかかる資金①:渡航費

これはどこの国に行くのかにもよりますが渡航費が必要になってきます。

またその起業内容によっては日本との行き来が頻繁になることが考えられます。

その際はその分の費用がかかってくることは見越しておきましょう。

海外で起業した場合の資金シュミレーション

海外で起業した場合の資金シュミレーション

では、それぞれの国で最低限の資金で起業するにはどの程度の金額がかかるのか実際にシミュレーションしてみましょう。

今回は日本人の海外起業先として人気の

  • フィリピン
  • ニュージーランド
  • デンマーク

を例にとって計算します。

 

フィリピン

・資本金

フィリピンでの最低払込資本金は5,000ペソです。(1ペソ=2.27円、約11,000円)

・登記費用

フィリピンでの登記手数料は

登記手数料=定款に定めている資本金(授権資本額)×0.01/10+(定款に定めている資本金(授権資本額)×0.01/10)×0.2(登録手数料)

+登録手数料の1%(調査手数料)

+210ペソ(付属定款・数量)

という式で算出されます。

先程最低払込資本金が5,000ペソとしたので、登記手数料は216ペソです。

 

・人件費(日本人の起業先で人気の国の平均賃金などを出すとわかりやすいかと思います。)

現地で人を雇う場合を考えます。

フィリピンの一般労働者の月額人件費がおおよそ30,000ペソです。

起業後の三ヶ月間、3人の従業員を雇うことを想定すると

30000ペソ×3ヶ月×3人=270,000ペソ

となります。

・事務所費用

フィリピンの首都マニラで起業することを想定します。

マニラのオフィスビルは一平米あたりの相場がおおよそ1,000ペソです。

オフィスビルの広さを3m×8m=24平米とすると。

最初の三ヶ月間で72,000ペソの家賃が必要になります。

・税理士

フィリピンの事務関連職の月平均給与が21,000ペソです。

税理士一人を三ヶ月間雇うことを考えるとおおよそ63,000ペソが必要になります。

・生活費(日本人の起業先で人気の国の平均生活費などを出すとわかりやすいかと思います。)

一人暮らしであればマニラで月30,000ペソほどあれば生活できます。

はじめの三ヶ月間の生活費用は90,000ペソですね。

・渡航費(3〜15万円)

フィリピンへの渡航費は片道2万円(10,000ペソ)です。

 

さて、以上を足し合わせると。。。

フィリピンでの起業を行うために最初の3ヶ月間に必要な資金は

567,216ペソ(1,287,580円)が必要になります!

人件費などが低い分初期投資は抑えめにすることができますね。

フィリピンで安定した起業を目指すなら100万円前後が初期投資として必要になりそうです。

 

ニュージーランド

・資本金

ニュージーランドでは最低払込資本金の制限がありません。

つまり、1円からでも起業できます。

今回の記事では資本金として10,000ニュージーランドドル(以下NZドル)を想定します。

1NZドルが80円程度なので資本金は80万円程度になります。

・登記費用

ニュージーランドでの登記手数料は一律で会社登記申請費用は105NZドル(GST15%込みで120.75NZドル)です。

資本金の額が大きくなっても一定金額で登記できるのが魅力です。

 

・人件費(日本人の起業先で人気の国の平均賃金などを出すとわかりやすいかと思います。)

現地で人を雇う場合を考えます。

ニュージーランドの一般労働者の月額人件費がおおよそ3,000NZドルです。

起業後の三ヶ月間、3人の従業員を雇うことを想定すると

3,000NZドル×3ヶ月×3人=27,000NZドル

となります。

・事務所費用

ニュージーランドのオークランド周辺で起業することを想定します。

オークランドのオフィスビル月家賃の相場がおおよそ340NZドルです。

最初の三ヶ月間で1,020NZドルの家賃が必要になります。

・税理士

ニュージーランドの事務関連職の月平均給与を5,000NZドルと想定します。

税理士一人を三ヶ月間雇うことを考えるとおおよそ15,000NZドルが必要になります。

・生活費

一人暮らしであればオークランドで月10,000NZドルほどあれば生活できます。

はじめの三ヶ月間の生活費用は30,000NZドルですね。

・渡航費

ニュージーランドへの渡航費は片道7万円(875NZドル)です。

 

さて、以上を足し合わせると。。。

ニュージーランドでの起業を行うために最初の3ヶ月間に必要な資金は

84,000NZドル(655,200円)が必要になります!

今回は少なめに抑えられた感じがしますね。

外資企業の誘致に国を上げて取り組んでいるだけあってニュージーランドでの起業は資金面でのハードルは低そうです。

 

デンマーク

・資本金

デンマークで公開有限会社または株式会社を起業する際の最低株式資本金は40万デンマーク・クローネ(以下krと表記)です。(1kr=15円程度)

・登記費用

デンマークでの登記手数料は

現地法人として立ち上げる際には12,655ユーロ

日本に有る起業の海外支店として立ち上げる際には12,915ユーロが必要です

今回は現地法人として立ち上げることを考えます。

登記料として94,227krが必要です。

 

・人件費

現地で人を雇う場合を考えます。

デンマークの一般労働者の月額人件費がおおよそ33,000krです。

起業後の三ヶ月間、3人の従業員を雇うことを想定すると

33,000kr×3ヶ月×3人=297,000kr

となります。

・事務所費用

デンマークの首都コペンハーゲンで起業することを想定します。

マニラのオフィスビル月家賃相場はおおよそ10,000krです。

最初の三ヶ月間で30,000krの家賃が必要になります。

・税理士

デンマークの事務関連職の月平均給与が66,000krです。

税理士一人を三ヶ月間雇うことを考えるとおおよそ198,000krが必要になります。

・生活費

一人暮らしであればデンマークで月7,000krほどあれば生活できます。

はじめの三ヶ月間の生活費用は21,000krですね。

・渡航費

デンマークへの渡航費は片道13万円(7,647kr)です。

 

さて、以上を足し合わせると。。。

デンマークでの起業を行うために最初の3ヶ月間に必要な資金は

1,047,874kr(17,813,858円)が必要になります!

結構高くなりましたね汗

やはり、人件費、事務所家賃、生活費は物価と連動しているので物価が高い国では開業資金が跳ね上がることになります。

デンマークで安定した起業を目指すならやはり1700万円前後が初期投資として必要になりそうです。

 

海外起業をするのにかかる費用のまとめ

今回の記事では必要な資金の内訳とその資金額について解説しました

 

起業に必要な資金は主に

  • 開業資金
    • 資本金
    • 登記費用
    • 人件費と思います。)
    • 事務所費用
    • 税理士
  • その他雑費
    • 生活費
    • 渡航費

という内訳になりました。

結論として

アジアであれば150万円前後

オセアニアであれば600万円前後

ヨーロッパであれば1500万円前後

でミニマルの起業ができます!

あくまで、国や業種などによって異なりますが参考にしてみてくださいね!