ヨーロッパで海外起業をしやすい国まとめ【メリット/デメリットも紹介】

ヨーロッパで海外起業をしやすい国まとめ【メリット/デメリットも紹介】

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ヨーロッパで起業したいけどどうしたらいいんだろう?

ヨーロッパの中でも、どの国が起業しやすいんだろう?

将来ヨーロッパで起業したいと考えている人の中にはこのように感じている人もいるでしょう。

今回はこのような方に向けた記事になっています。

海外での起業に関して、物価の安いアジアや起業先進地域のシリコンバレーに関する情報は多いですが、ヨーロッパでの起業の情報は調べてもそれほどヒットしません。

確かに情報は少ないですが、ヨーロッパでの起業も非常に魅力的で多くのメリットがあるのも事実です。

今回の記事ではそんなヨーロッパでの起業に関しての魅力を紹介していきます。

本記事の内容

・ヨーロッパで起業するとき注目すべきポイント

・ヨーロッパで起業しやすい国を紹介

・ヨーロッパの起業のメリット・デメリット

ヨーロッパで海外起業をする際に注目すべきポイント

ヨーロッパで海外起業をする際に注目すべきポイント

ヨーロッパで海外起業をするにあたって、チェックすべきポイントは以下の4つです。

・言語をチェック

・法律/税制をチェック

・人材をチェック

・物価をチェック

それぞれ詳しく見ていきましょう。

言語をチェック

ヨーロッパでは複数言語が公用語の国もあり、バイリンガルが多いのが特徴の一つです。

例えばベルギーではオランダ語とフランス語が公用語であり、バイリンガルを雇うことでオランダ語圏とフランス語圏両方を対象としたサービスを展開することが可能です。

各言語の話者数がその言語でのサービス・商品のマーケットサイズであるため、同一サービスでも使われる言語を増やせば、一気にターゲットが広げることができるのは大きな魅力でしょう。

 

法律・税制をチェック

国によって、ビザや居住権の取得難易度や法人税率が違うため、チェックが必要です。

また国や地域によっては、国外人材の起業に対して補助金や支援を行うところもあります。

起業後に「そんなの知らなかった」とならないように、起業前からしっかりリサーチすることをおすすめします。

人材をチェック

ヨーロッパでは教育制度が充実している国が多く、優秀なテクノロジー人材がたくさんいることが特徴に挙げられます。

特にプログラマーに関しては、義務教育の時点からプログラミングを必修にしている国もあり、日本より安価で優秀な人材を確保することができます。

 

物価をチェック

家賃や人件費などの費用は物価に依存しているため、物価が低い国での起業はコストを抑えることが可能です。

現在日本は比較的、人件費が高い位置にあります。フリーランスなどの仕事場を問わない人の海外移住は、物価が低い国で生活費を抑えながら働くことができるため、近年人気になっています。

 

日本人がヨーロッパで海外起業しやすい国はどこ?

日本人がヨーロッパで海外起業しやすい国はどこ?

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じゃあ、具体的にどこの国が起業するのにおすすめなの?

今回の記事では人材、行政、資金調達などの切り口から、3カ国を紹介します。

なお物価に関しては、ビッグマックの価格を基準にしております。

※日本のビッグマックの価格は390円

優秀なIT人材を求めるなら:エストニア

エストニア

・メリット:ハイテク国家、ITに強い人材が豊富

・デメリット:エストニア語とロシア語話者が8割

・人口:130万人

・言語:エストニア語・ロシア語(英語が通じるのは高等教育を受けた人のみ)

・法人税:約20%(やや低め)

・物価:日本と同水準(ビックマック:383円)

エストニアはバルト三国の一つで人口130万人と小国ですが、実はSkypeも生まれたハイテク国家です。

国民の大半がICチップ搭載の身分証明証を所有しており、さらに選挙では投票をスマホで行う電子国家であることをご存知でしたでしょうか?

さらに教育も進んでおり、読解、数学、科学における15歳の能力を評価する「PISAテスト」で、教育国であるフィンランドを抑え、ヨーロッパ1位になったのもエストニアなんです。

小学一年生からプログラミング教育が施され優秀なIT人材を採用して起業をするならエストニアは非常におすすめの一国です。

また、物価は日本と同水準であり法人税は20%とやや低めの水準でコストを抑えられるのも魅力の一つです。

ただし言語に関しては注意が必要です。

十分な教育を受けた人材は英語を話せる人もいるのですが8割以上の人はエストニア語かロシア語しか話せないのでそこは考慮する必要があります。

 

手厚い社会保障の中リスクの低い起業をするなら:スウェーデン

スウェーデン

・メリット:社会保障が手厚く、起業のリスクが低い

・デメリット:滞在許可を取ることが難しい・高い物価と所得税、消費税

・人口:1023万人

・言語:スウェーデン語(英語もほとんど場所で通じる)

・法人税:約20%(やや低め)

・物価:高い(ビックマック:621円)

スウェーデンはストックホルムを首都とする、人口1023万のヨーロッパの中では中堅規模の国です。スウェーデン発の起業として、H&Mやspotify、マインクラフトが挙げられます。

スウェーデンの特徴として法人税22%とやや低めの水準である一方で、個人所得税59.7%、給与支払税31.42%、消費税25%と世界トップクラスの税制を敷いています。

この税金から得た財源は、大学までの教育費はすべて無料、医療も19歳以下は無料、失業保険といった、手厚い社会保障に使われます。

やはり起業というものはリスクを伴うものであり、もしも家庭を持ちながらスウェーデンでの事業が失敗したときには、自分は直ちに新しい職を探す支援をしてもらい、子供も学校に通い続けさせることができることが、スウェーデンでの起業の大きなメリットであります。

また法人税が低めの水準であることもポイントで、個人より企業のほうが税制において優遇されているということは、事業を進める上で有利に働くでしょう。

また物価に関しては日本より高い水準です。

言語に関してはスウェーデン語が公用語でありますが、スウェーデン語と英語はよく似ているらしく、英語話者が多いのが特徴です。

また滞在許可を取得するのは比較的困難であり、ビザや居住権を獲得するにはビジネスの妥当性や精度をしっかり示す必要があるため注意が必要です。

 

多様な人材の獲得と多額の資金調達をするなら:ドイツ(ベルリン)

ドイツ(ベルリン)

・メリット:人材の多様性・資金調達が容易

・デメリット:移民が多く、起業も盛んなため競争が激しい

・人口:8302万人

・言語:ドイツ語(英語は観光地などでは基本的に通じるが、英語だけで暮らしていくのは難しい)

・法人税:約30%(日本と同水準)

・物価:やや高め(ビックマック:458円)

ベルリンには移民やヨーロッパ中の若者がなだれ込んできており、多様性の高さや、人材の豊富さがメリットとして挙げられます。

3分の1は外国人または移民の背景を持った住民であり、ダイバーシティを重要視するスタートアップにはうってつけの環境と言えるでしょう。

また起業家と投資家のネットワークが形成されており、素晴らしいビジネスアイデアを持っていれば多額の資金調達を受けることができる環境も揃っています。

多種多様な人種を揃えて、大規模の資金調達をし正統派なスタートアップを作るならば、ヨーロッパの中でもベルリンが最も適しているでしょう。

物価に関して日本よりやや高めです。

言語に関しては、公用語はドイツ語ですが、ベルリンでは英語が殆どの場所で通じます。

また移民が多い背景から、VISAが通りやすく、簡単に移住できるのも一つのメリットです。

 

ヨーロッパで海外起業をするメリット/デメリット

ヨーロッパで海外起業をするメリット/デメリット

ここからはヨーロッパで海外起業をするメリット/デメリットを紹介していきます。

・日本文化がありふれていない(希少性がある)

社会補償制度が手厚くリスクを取りやすい!

・日本から離れている

・比較的物価が高い国が多い

メリット①:日本文化がありふれていない!(希少性がある)

ヨーロッパでは、日本文化の飲食店や小売店はアジアと比較してかなり少ないです。

シンガポールやバンコクへ言ったことがある人はわかると思いますが、そこそこの質の日本食レストランや日本の書籍を手に入れられる本屋、なんなら日本のコンビニも多くアジアに進出しており、「日本」をアジアの街で見つけるのは容易いことです。

一方でヨーロッパでは、街の中で日本を感じることはほとんどないですし、日本企業の海外支店も非常にすくないです。

そうした「日本文化がありふれていない」環境のなかで、日本文化を輸出するようなビジネスを展開する事業について考えてみましょう。競合がいないから競争が激化しないためメリットだと捉えるか、日本文化の認知が低いため集客に苦労するであろうとデメリットと捉えるか、一長一短です。

日系企業がありふれており多くの先駆者がいるアジアと違い、自分がファーストペンギンとしてヨーロッパで起業するのがワクワクすると思えるなら、一度検討してみてはいかがでしょうか?

メリット②:社会補償制度が手厚くリスクを取りやすい!

北欧は社会保障制度が非常に充実していることで有名です。

子育てへの補償や手厚い失業保険は起業のリスクを軽減することができ、万が一の事業失敗時のときあなたを助けてくれるでしょう。

大企業をリストラされたらやり直しが効かないという思想が未だに残る日本に比べて、比較的リスクヘッジしながらチャレンジングな事業をできることがヨーロッパ起業の魅力の一つです。

 

デメリット①:日本から遠い

人によっては日本から遠いというのはかなり大きなデメリットになるかもしれません。

距離が遠いとその分時間もお金もかかります。

どんな分野で起業するかにもよりますが頻繁に日本と行き来の必要があるジャンルでの起業の場合はその大変さはより増しますね。

デメリット②:比較的物価が高い国が多い

ヨーロッパは社会保障制度が優れている代わりに税金が高かったりそもそも物価が高かったりします。

結果的に費用にはある程度の余裕を見ておく必要があります。

起業初期に金銭的余裕があればいいですが、そうでない場合はやはりある程度資金力が必要になってきます。

ヨーロッパで海外起業をしやすい国のまとめ

ヨーロッパで海外起業をしやすい国の特徴を理解していただけたでしょうか?

ヨーロッパでは、EU関連の動きによる制度の変更や、新型コロナウイルスによる経済動向の変化など、目まぐるしい勢いで環境が変化しています。

起業を考えるときには、最新の動向も非常に重要なのでチェックしてみてはいかがでしょうか?